京都① 東寺の骨董市へ
久しぶりの京都、
早朝から東寺の骨董市に行きました。
ガラクタ市の赤い旗が
寒風にハタめいています。
家を出る時は暖かかったのに、
やはり京都は冷える、
しかも
パラパラと霙が降って来ました。
寒い!
門の直ぐ横のお堀に白鷺が2羽、
まるで
置物の様に立ってこちらを見ています。
思わず写メを切ったけど、
慣れたもので
びくともせず動きません。
東寺の境内は
さすが寒いからか人出は少ないです。
一番奥まではかなり距離があるので、
いつもの様に
時計と反対周りでグルリと
歩いてみることにしました。
本日はさして目的も無く、
面白い物があれば〜と言う程度。
使える予算は5000円。
骨董市に行く時は、
金額制限を掛けておかないと
衝動買いする可能性が大きいので
注意です。
最初に目につくのは、
いつもの
定位置にズラリと並ぶ和食器、
ここのお店は、20年ほど前
最初に来た時から
この場所でお店を開いています。
金襴手の綺麗な器が
数を揃えて売られているのが
流石と思わせる
東寺ガラクタ市の名物のお店です。
いつ見ても、有田焼の金蘭手は美しい。
その少し先には、
いつもの所に開いている
若い店主のお店があります。
ここは、
二代目で若手なので、
骨董の良品でも、
かなりセンス良い品物が揃っているし、
自分の趣味に合わないジャンルの物は
飛び切り安くしてくれるので
必ず立ち寄るお店です。
いつも、
若者の目から見たアンティークの
話を聞くのが楽しみなのですが、
本日は
見習い君が店番で話す事もなく終了です。
ここ数年で人気が出た珉平焼 は、
随分前にこのお店で買ったけど、
今ではすっかり値段も高くなって
買っておいて良かった
お気に入りの小皿になっています。
今、
人気の古民家カフェなどでは、
小皿セッティングが女性客の
「可愛い文化」の主流で
特に珉平焼は
黄色、ブルー、グリーンの色も美しく、
ばえる可愛いさで
人気の焼き物になっています。
もう一軒、
東寺の門前でお店を持っている
骨董店の出店は
いつも、周りとは違った良品が
展示されていて
見るだけで目の保養になります。
以前、東京の六本木の展示会にも
出品されてましたし、
その後もあちこちで、
高級骨董品を出品しているお店です。
今日も、
江戸時代の絵瀬戸のお皿、
室町時代の古瀬戸の豆皿など
素敵です。
いつか買いたいなぁ!
グルリと回ったけど
本日は目ぼしいものも無く、
帰ろうかなと
大門の前の広場に戻りました。
すると何やら、
ごちゃごちゃと面白そうな気配がしたので、
覗くと、
ヨーロッパのタイルを売っていました。
これは面白そう、
早速あれこれ探してみると
バラタイルが一袋300円で売っていました。
さっと見たところ
欠けたものも無さそうだし、
ボンドで木の板に貼り付けると、
ランチョンマットになりそうなので、
2袋600円にて購入しました。
すると、
サービスでガラクタの箱から
どれでも持って帰って!と
言う事なので、
800円のガラスの小皿を貰いました。
欠けも無いし、
600円買って800円の物を貰うなんて、
久しぶりに骨董市の
面白さを味わって大満足でした。
一足前の女性は、
フランス製の白い大ぶりなサラダボールを
500円で手に入れていました。
あれ、欲しかったな!
綺麗に洗うと
きっと素敵な器になりそうでした。
本日の成果は、
600円のタイル、
2本で800円の組紐。
寒さ凌ぎのコーヒー200円、
合計1600円で、半日遊べて大満足。
面白かった!
これだから、
骨董市は辞められないのです。
さて、骨董市も終了で
ランチを食べに三条に向かう
お一人様京都散策、続く〜です。