貴樹の独り言

喜寿の気楽なお一人様生活のあれやこれやの記録です

世界が変わろうとしています。

 

 

今日は

写真も少なくて

文字ばかりですが少し整理したくて

纏めてみました。

 

 

コロナパンデミックウクライナ侵略、

世界的物価上昇

様々なニュースが毎日耳に目に入ってきて、

桜の季節なのに

気分もイマイチ晴れやかにならない毎日です。

 

 

21世紀に入って20年以上過ぎましたが、

世界は大きな転換点に

差し掛かっている様です。

 

 

グレートリセットって知ってますか?

 


現在の世界は

1945年第二次世界大戦が終わった時の

体制を基に構築されています。

 


それらの機構が80年近くを経て

様々な綻びが出て来ている事が

顕著になり始めてきたのです。

 

 

国連は常任理事国

第二次世界大戦戦勝国5カ国

と決められていますが、

今や、

拒否権を持つ中ロと米英仏の対立の中で

全ての決議が

決められなくなっています。

 


格差社会は、益々大きく広がり

一国内だけで無く

国家間でも、

埋められないほどの大きな溝が出来ています。

 


資本主義経済にも

様々な障害が顕著になり、

新資本主義が求められています。

 


環境問題、人権問題、食糧&資源問題など

あらゆる分野で

意識の変化を必要としている時代に

なって来たのです。

 


そこで、

グレートリセット」が必要である

との考えが登場してきました。

 


グレートリセットと言う言葉は、

リーマンショック後に

アメリカの

リチャードフロリダ氏の著書

グレートリセット

で書かれた考え方で、

 

現在の社会を構成する

金融や社会経済などのさまざまなシステムを

一度すべてリセットし、

再構築すると言うものです。

 

 

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世界情勢の改善に取り組む

国際機関である

世界経済フォーラム(WEF)」が、

2021年5月に開催するダボス会議のテーマを

グレート・リセット」にすると

発表した事で、

注目され

ダボス会議は延期されましたが、

 

今回のコロナパンデミックで、

より

本格的に検討され始めた考え方なのです。

 

 

2020年ダボス会議

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今、

なぜグレートリセットが必要なのか?

 

世界的に

格差や不平等が顕になって、

国家間、人種間の格差是正

労働者の権利の確保などが

より必要となっています。

 

 

労働の自動化のスピードが上がり

2025年までに、

8500万人の雇用が失われると

言われていますが、


反対に

9500万人の新しい雇用も発生するそうです。

 

しかし、

その為には、

働く人の50%にリスキング(再訓練)

が必要だと言われています。

 

 

地球温暖化、気候変動は急速に進み、

対策に猶予が無い状況で、

取り組みが急務となっています。

 

 

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この様に
21世紀になって

様々な問題が表面化して来たのですが、

今回の

コロナパンデミックによって

さらに鮮明化し、

対応が急がれる事になりました。

 

 

こうした状況から明らかになったのは、

私たちの生き方、

働き方、

互いの交流のあり方を

変える必要があるということに

他なりません。

 


つまり、

持続可能性(sustainability)と

包摂性(inclusivity)と

回復力(resilience)を、

決して付け足しではなく中心に据えた

新たな経済システムを採用すること、

すなわちグレート・リセット

求められる時代になったのです。

 

 

そして、世界経済フォーラムは、

資本主義経済そのものの

グレート・リセット

必要であるとしています。

 

 

具体的には、

企業は株主の利益を第一に考えて経営する

「株主資本主義」ではなく、

 

従業員、取引先、顧客、地域社会

といったあらゆる

ステークホルダーの利益に配慮して経営する

 

ステークホルダー資本主義」

 

を推し進めるべきという

考えを示しています。

 

 

これは、

正に日本の近江商人が言う

三方よし」の考え方なので、

新しい資本主義経済の中で

日本の果たす役割に

期待されています。

 

 

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新型コロナウイルスの登場により、

私たちの生活は

簡単に変化することが

明白になりました。

 


この変化に、

日常生活や精神面でも

対応するのに追われ、

「アフターコロナ」や

グレートリセット

のことは

想像できないかもしれませんが、

 

 

アフターコロナの時代は必ず到来し、

現行制度では

対応困難な課題も多く出てきます。

 

 

そして、

ロシアのウクライナ侵略が起こりました。

 

常任理事国による侵略が発生するなど

国連組織の根底が覆る状況です。

 

国際秩序も変換をせざるを得ない

かもしれません。

 

 

政治、経済、食糧、社会、制度など

あらゆる方面で

世界の秩序が変わるかもしれないのです。

 


だからこそ、

グレートリセット」は

世界や企業単位だけでなく、

 

これからの時代を生きる

私たち自身の生活にも、

不可避な課題になるはずです。

 


今から

グレートリセット」の考え方を取り入れ、

「アフターコロナ」の時代に

備えて行く必要があります。

 


今後

グレートリセットの計画や対策が

明確になっていくなかで、

具体的に

企業や個人が取るべき方向も

見えて来るはずです。

 

 

グレートリセットの考え方や、

必要な背景を

しっかりと知り、

意識を高めておくことが

リスクヘッジとして大事になります。

 

 

「知識は最大の武器である」

お一人様、最大のモットーです。