銀座に来ました。
22歳の女性が、
誕生日のお祝いと
日頃の御礼にと言う事で
銀座のサロンでのアロマエステを
プレゼントしてくれたのです。
アロマエステなんて、約3年ぶりです。
以前は月に2〜３回は行っていたのに、
コロナ禍もあって縁遠くなってから
何年も経って、
行かないことが普通になっていました。
久しぶりの銀座なので、ちょっとお洒落をして
少し早めにお出かけ、
鳩居堂で、
プレゼント用の和紙の小物を探し、
木村屋で、
明日のおやつに桜あんぱんを二個、
教文堂で
時間潰しに読む本を買って、
銀座四丁目交差点にあるドトールの二階
窓際の席でコーヒーと共に読書タイム。
ずっと前から、
ここへはモーニングによく来ていて、
コーヒーを飲みながら、
目の下の四丁目交差点を
行き交う人達を眺めるのが
東京での好きな習慣の一つでした。
今でも、
時々銀座に来ると必ずこの窓際の席に座って、
銀座のメイン交差点を眺めていると、
時の経つのを忘れてしまいそうです。
交差点を行き交う人達は、
笑っていたり、手を繋いでいたり、
走って渡っている人、途中で引き返す人
様々な表情を見せてくれています。
それぞれの人にそれぞれの人生が有ると
思いを巡らすと、
今のこの瞬間 通り過ぎる時間を、
お互いを気付くことも無く
共有しているのだと言う
不思議な感覚に襲われます。
人間交差点であって、
時間交差点でもあるのです。
本の中に登場する人物も面白いけれども、
目の前を行き交う人物を眺めて
あれこれ想像を働かせる、
人間ウォッチングも
なかなか面白いものです。
感染防止の宣言下とあって、
いつもの週末よりも人出は少ないけど、
さすが銀座の人通りは多くて、
待ち合わせの
和光のショーウィンドウの
寅を真ん中にした飾り付けは人目を引き、
記念写真を撮る人達の
華やかな声が上がっています。
和光のディスプレイは、いつもお洒落です。
銀座通りを有楽町方面に歩いて少し行くと
目的のエステサロンに到着。
台湾式エステ、オイルは
ラベンダーを選択。
デコルテまで含めて90分のコースです。
カーテンを開けて、薄い仕切りで区切られた
ベッドと、ロッカーが置かれた個室に、
久しぶりだわぁ〜と緊張したけど、
楽しみでワクワクでした。
先ずは背中、主に肩甲骨を中心に流してもらう。
ゴリゴリ、ゴリゴリと骨にへばり付いている
何かが剥がされて行く感じがして、
久しぶりで痛いけど、気持ち良い。
ベッドから落ちない様にひっくり返って
デコルテも。
首周りが、またもやゴリゴリ、ゴリゴリ
「固まってますね」の一言と、
痛いけど
ゴリゴリ音が少なくなって行くのに、
解されて行く快感を味わっていて、
このまま〜と思った途端に、
ピッピ、ピッピ と、
終了チャイム！
「もう少し〜」が
次回の予約に繋がる様になっているのですね。
久しぶりのエステは、満足この上無い
幸福感を思い出してくれて、
プレゼントしてくれた彼女に感謝感謝です。
自分の身体をお金を懸けて
メンテナンスしてもらう〜暫く忘れていた
贅沢でした。
早速、
毎月のエステを100の希いに入れて
おかなきゃです。
「あ〜気持ち良かった！」
帰りに、
今日は食べると決めていた
「つばめグリル」へ一目散。
辛うじて最終オーダーに間に合って、
いつもの、
ビーフシチューソースのハンバーグとスープを注文。
トマトのサラダも最高なんだけど、
彼女が苦手なので、
本日はスープのみ。
「つばめグリル」
今は、銀座コアビル地下にあるけど、
有楽町近くの銀座通りに有った
山小屋風の店舗だった頃からの
お気に入りのお店です。
今は、あちこちに有りますけどね。
ハンバーグの味はもちろんだけど、
包まれているアルミ箔を開けて
グツグツ湯気と共に立ち上がる
美味しそうな匂いがたまらないご馳走です。
ソースのビーフシチューも
よく煮込まれたお肉が
形を残して掛かっていて
お味も
ずっと変わらずに美味しいのです。
「あ〜美味しかった！」
彼女の優しい心遣い、気持ち良いエステ、
美味しいハンバーグ。
銀座の一日は
身体の外側と内側、
両方からのメンテナンスで
最高に幸せな一日でした。
