貴樹の独り言

喜寿の気楽なお一人様生活のあれやこれやの記録です

赤坂のタリーズから、全て始まったのです。

 


赤坂見附日枝神社

今年最初のお詣りです。

 


山王下の鳥居を潜り

右手にある、

長いエスカレーターで本殿まで。

 


最初、神社にエスカレーター?と

びっくりしたけど、

今や下りのエスカレーターも

設置されています。


まぁ、

東京の守御祭神でいらっしゃるから

これくらいの設備も


当たり前なんですけどね。

 

f:id:MadamKoki:20220122221041j:image

 

以前は、

境内の藤棚下には、

緋毛氈がひかれたベンチもあって、

ゆっくりと座っていられたのに、

 

SNSの影響なのか、

平日でも朝から

大勢の人がいる様になって、


ベンチも取り除かれてしまい

 

お参りを済ませたら

そそくさと帰るしか無いのが

寂しい限りです。

 

 

日枝神社の後は

コージーコーナーでシュークリーム

を買って

タリーズでコーヒータイムが

いつもの定番コース。

 

山王下から向かいましたが、

なんと、コージーコーナーは
閉店していました。


コロナのせい? 

 

残念な思いで、

向かいのタリーズに入ってみると、
以前と同じ女性店員が居て、

びっくりの再会。


彼女、

ここで10年以上働いているそうで、

最初にこのタリーズに来た日に

彼女も勤務初日だったと

喋ったのが始まりなので、

このカウンター席に座った日から

10年以上経った

と言う事です。

 

 

当時は、

知った人の居ない東京で、

事業のスタートを

目指していて、

 


それが、

上手く行くかどうかを試したのが、

この席でした。

 

隣に座った見ず知らずの男性に

声をかけて、無料占いをしてみる〜なんて、

 


今では想像も出来ない位の

やる気エネルギーが有った頃でした。

 

その人はミュージシャンで

初対面で声をかけられて

びっくりしていたけど、


その時の内容が

当たっているし、希望が持てたと、

言って、

とても感激してくれました。

 


その日のその事が

私に自信を持たせてくれて

 

その後、

知り合ったママのビルの一室を借りて、

事業をスタートさせたのですが、


看板も、広告も、名刺も無く、

SNSなど普及していない当時、

 

クチコミだけで

毎日、大勢の予約が入ったのは

今でも不思議な流れでした。

 


一年後、

空いてる一部屋を貸してあげて、

エステを始めた

若い男の子に繋がったのも、

 

ここタリーズのテラス席で

出会った女性から

始まった事でした。

 


あれから色々な事があって、


ママも、彼女も、

エステシャンの男の子も

居なくなって、

 

その後、東京で知り合った

人達も居なくなって、

 (注) 亡くなってませんよ。

事業も赤坂から移転。

 

そして、
コージーコーナー店も

無くなってしまいました。

 

f:id:MadamKoki:20220408122938j:image

 

 

十年一昔とか、
時は刻々と流れているのだと、


以前より人通りが少なくなって、

ひっそりとした交差点を眺めながら、


ノスタルジックな思いに

浸ってしまいました。

 

 

お気に入りの喫茶店

一人でぼんやりと

コーヒーを飲む時間は、


意識が自分の内側だけに

向いている時間です。


それだからこそ、

自分自身に起こった色々な出来事が

走馬灯の様に心に浮かんで来て、


当時、分からなかった

自分自身の感情とも出会えます。

 


それは、

 

辛かったり、

 

悲しかったりした出来事が、

 

良い思い出に変わる瞬間かもしれない

 

時間でもあります。

 

そんな時間が持てるのも

幸せな事です。

 

 

お一人様コーヒータイムは

ロマンチックな時間です。