貴樹の独り言

喜寿の気楽なお一人様生活のあれやこれやの記録です

「風と共に去りぬ」で、恋バナのつもりでしたが。

 

映画は殆ど全てが恋の話です。

 


なので、

恋についての映画の話をすると

全ての映画を話す事になるし、

世界中の人の誰もが

一本はお勧めの映画が有って

収拾が付かなくなりそうです。

 


そこで、あえて自己中で一本を

決めてみました。

 


それは

風と共に去りぬ」です。

 

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アメリ南北戦争時代の南部

アトランタを舞台にした、


独立心が強く飛び抜けて美しい

スカーレットと


男性の魅力溢れる、レッドバトラーの

一大スペクタルなラブロマンスの映画です。

 

 

スカーレットを演じたヴィヴィアンリーの

この世の人とは思えない美しさ、

 


バトラーを演じたクラークゲーブルの

セクシーな男の仕草、

 


戦争に負けて何もかも無くなって、

お金を調達する為に

グリーンのカーテンでドレスを作って

乗り込む彼女の美しかった事など、

 


今でも鮮やかに蘇ります。

 

映画の中の映画です。

 

 

初めて見たのは、中学生でしたが、

高校時代には、

この映画にハマった友達が居て

何度も付き合わされて

映画館に通ったものです。

 


3時間を超える映画で

途中休憩もあり、長かった〜!

 

 

しかし、当時何よりも驚いたのは

この映画が製作されたのが1939年だった

と言う事です。

 


それを知った時に、

そりゃ第二世界大戦で、

日本は負けるわ〜と

素直に思ったのを覚えています。

 

 

この頃日本は、

1933年に国際連盟脱退により孤立化、

満州開拓に突き進み

 

石油が止められて燃料不足、

お米などの配給制度が始まり、

海外に活路を探して、東南アジアへ

軍事進出していたのです。

 


国民は、パーマやお洒落なども禁止され、

家庭から鍋釜、お寺の鐘まで供出させられて

鉄砲の玉を作くる様になるのも間も無く

と言う窮屈な時代だったのです。

 


そんな日本に対して、アメリカでは

総カラーで美しく、豊かに、華やかな

こんな

ラブロマンス映画を撮っていたのです。

 


そのアメリカに

日本は1941年に真珠湾攻撃

仕掛けるのです。

 

どう考えても無謀な行為でした。


当時の日本は、

今、国民は飢餓に苦しんでいるのに

毎月ロケットを発射させている、

そんな国の様に、

世界から

切り離された国だったのです。

 

 

知らない事ほど罪深いものは無い、

と言われますが

知るには知る努力と、

正しく知らせる環境が必要です。

 

当時の日本では どれくらいの人が

外国に対して正しい知識を

持っていたのでしょうか?

 

 

それは当時だけで無く、

今回のコロナ禍でも、人々の行動が

色々と取り上げられましたが、

正しい知識を

どれくらい得ていたのでしょうか?

 

 

正確に知り知識を得る事で

空気に流されず、

冷静に行動出来る人が多い

成熟して安定した国になれるはずです。

 

 

敗戦を始め、大震災や地震など、

あらゆる困難にも冷静に立ち向かい

世界から称賛されて

復活して来たのが日本人ですから

世界に誇れる国を作り上げると

期待しているのですが。

 

 

映画で恋バナをするつもりが、

思わずシリアスな話になってしまいました。

 


風と共に去りぬのラスト、

 

映画は
子供も亡くし、夫も去り、

南部も負けて、家も無くした

スカーレットが、

 

「私には、この土地がある」


そして

「Tomorrow  is  another  day」 と、


明日に希望を託す言葉と共に、

大地に立ち上がって終わります。

 


ラブロマンスの映画の様ですが、

アメリカの大地に根を下ろした

女性の普遍の生命力がテーマなのです。

 


だからこそ、長い年月

名作として存在し続けているのです。

 

 

 

コロナ後の世界で、

新しい平和の国、日本を確立して

 

スカーレットの様に立ち上がり


Tomorrow  is  another  day  

(明日に向かって進もう) と、

 

明日への希望を

世界に

に向かって宣言して欲しいものです。

 

 

そしてそこに 

 

together (共に)  と言える

 

優しさもあるのが日本だと

信じているのですが。

 

 

さて、

久しぶりに、お一人様で

ヴィヴィアンリーとクラークゲーブル

を観よかな。