貴樹の独り言

喜寿の気楽なお一人様生活のあれやこれやの記録です

我が家の宝物達

 


それぞれの家に

お気に入りがある筈ですが、

我が家にあるお気に入りのお宝も、

ストーリーと共に

お披露目してあげます。

 


まずは、

壁に飾られているこちらの絵です。

 

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この絵はニューヨークの

レストランのメニューなんです。

なので、絵では無く印刷物です。

 


2017年5月、

友人と3人でニューヨークに旅行しました。

 

その5年前に行った

ニューヨークが良かったので、

友人を誘って再度行ったのです。

 

目的は、

ミュージカルを観るのと、

ニューヨーク郊外への小旅行でした。

 

その旅行については再度、

詳しく書きたいです。

 


その最後の日の

夕食を何処でするか?となって、

検索するとハリウッドスターの

ロバートデニーロが

経営しているお店が有るので、

そこへ行くことにしました。

 


幸い、

予約も出来たのでウキウキと出かけました。

 

友人の一人は、検索が得意で

その前日も時間があったので急遽、

ミュージカル「シカゴ」の

チケットを予約してもらって観に行けました。

 


デニーロのお店も、

地図を検索しながら

スムーズに到着出来ました。

 

重厚なドアは趣があって

入る前から期待でワクワクしていました。

 

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お店は大人向きで

時間まではカウンターバーで待つのです。

 

 

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若い男の子のウェイターが、

3人のおばさんの

辿々しい英語での注文に

一生懸命接客してくれました。

 

お料理はもちろん美味しかったです。

(その時の友人が2年後に行ったら

       味は落ちていたそうですが)


そのお店のメニューの裏に、

デニーロが書いた絵が有ったので

貰って帰ってもいいか?

と聞いたら、

わざわざ日本から来たのだからと

新しいメニューを、

プレゼントしてくれたのです。

 


その絵を

我が家の壁に飾って

見る度に

ニューヨークの街と

若いウェイターを思い出しています。

 

でも、デニーロごめんなさい。

飾っているのはトイレです。

 

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玄関の壁に飾られているのは

この切り絵です。

 

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数年前、
仕事関係で知り合った男性から、

御礼にともらった木製の箱に

赤い表紙の冊子が入っていました。

 

 

高級そうな装丁の赤い表紙の冊子には、

それはそれは薄い紙に

丁寧に色付けされていた切り絵が

一枚づつ丁寧に挟み込まれていたのです。

 


息を吹きかけただけで

飛んで行ってしまいそうな薄さと、

細い細い線まで切り取られた

切り絵の見事な技は

初めて見る美しさでした。

 

 

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今年干支の寅です。

まつ毛の一本一本まで

切り込まれているのですよ。

 

でも表情はマンガチックで

可愛いでしよ!

 

 

あとから知ったのですが

これは、中国人の女性から

その男性にプレゼントされた物だそうです。

 


日本にビジネスで来ていた

お金持ちの中国女性は

数年日本で滞在した後

中国に戻って行ったそうです。

 

何が有ったのか?

経過は知りませんが

 

いずれにしてもその切り絵は、

「自分が持っているよりも

役に立つだろうから、彼女にも喜んでもらえる」

と仰った言葉と共に

ご縁が有って我が家に到来しました。

 


絵柄は十二支なので、

役に立つと言う意味も分かりました。

 

挟み込んで置くのは勿体無いので、

早速、額縁屋さんに頼んで

額装してもらい、


美しい切り絵は玄関でお客様を、

お出迎えしています。

 

 

 

そして、こちらは

25年以上も前に、

名古屋の近くに住んでいられた

神懸かりな先生から頂いた書です。

 

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鄙びた一軒家に

お住まいだった先生の所には、

知人の紹介で伺いました。

 

普通の自宅なのに

神社かと思われるくらい

大きな神棚が祀られていて、

お髭の先生もこの世の方とは思えない

不思議な

「気」に包まれていました。

 


何故かわからないのですが、

初対面の時から気に入って貰えて

沢山色々な事を教えて貰いました。

 


二度目に伺った時に

下さったのがこの書です。


「オンアビラウンケン」


これは、

胎蔵界大日如来真言です。

 

大日如来には、胎蔵界金剛界があり、

高野山

胎蔵界曼荼羅金剛界曼荼羅は有名です。

 

 

胎蔵界大日如来は、

この世の森羅万象は全て

大日如来の化身で有るとされ

人間、宇宙、如来、菩薩全ては

胎蔵界大日如来から生まれ、

そこに帰って行く

と言われているのです。

 

その大日如来の力を得ることができる

真言だといわれています。

 

「オンアビラウンケン 」

 

玄関に向かって飾って

邪気が入ってこない様に

厄払いのお力を頂いています。

 

 

先生は、

随分前に亡くなられてしまいましたが、

本当に可愛がって頂いて

 

この書は

永い人生を共に生きている

大事な相棒になっています。

 

 

たとえメニューや書き物でも、

思い出の有るものを

少しお金を掛けて額装してもらうと、

素敵な絵画になり

毎日身近に生きる宝物となります。

 

 

お披露目したので、

どのお宝も嬉しそうだと感じる

お一人様です。