貴樹の独り言

喜寿の気楽なお一人様生活のあれやこれやの記録です

将門塚から新大久保へ

 


久しぶりに

大手町の将門塚にお参りしてきました。

 

大手町の三井物産ビルの

足元に設けられている首塚

新しく建て替えられていて、

以前とは全く違う

明るいモニュメントの様な佇まいでした。

 

 

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以前はこんな風でした。

 

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以前は後ろの土塀などもあって、

少し不気味な感じがしましたが

すっかり令和の匂いになっていました。

 

 

「将門首塚」について

 

 

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890年桓武平氏として祖父平高望

関東の受領として赴任しました。

その桓武平氏一族として

平将門は関東で生まれました。

 

将門は

京都で滝口の武士として

藤原忠平に仕えたのですが、

930年関東に戻りました。

 

将門は
939年に国府を撃って、関東を制覇し

新皇を名乗りました。

 

それに怒った京都の朝廷と対立し

940年

従兄弟の平貞盛によって撃たれたのです。

 

斬首されて首は京都に運ばれて

賀茂川の河原に晒されたのですが、

ある日首が無くなっていました。

 

その首は遥か彼方を飛んで、

今、将門塚がある

大手町の場所に到達したとされています。

 


そこで、

縁者に繋がる人々によって

首塚」としてら手厚く葬られたのですが、

以後首塚周辺でに

天変地異が続いた事から、

改めて

神田明神にお祀りする所となりました。

 


後年、

徳川家康関ヶ原の合戦に出陣する前に

必勝祈願をしたところ、

関ヶ原で同じ日に勝ったので

以後、

江戸幕府によって神田明神共々、

将門塚も手厚く祀られて来たのです。

 


将門塚は、

大正12年関東大震災の後、

移転しようとした所

大臣を始め関係者が何人も亡くなったり、

事故が続いて

将門の祟りに違いないと怖がられ、

移転取りやめになりました。

 

 

第二次世界大戦後、

またしても移転しようとしたところ、

工事関係者に死亡や事故が続いたので、

祟りを恐れてGHQとも交渉し

以後、移転はされず

東京大手町の一等地に

ずっと残っている聖地になっているのです。

 

 

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東京で住むからには何をおいても、

先ずは

この土地の守神、強い祟り神に

お参りするのが必須の事です。

 

ましてや

将門様は勝負の神様として

祀られているのですから

東京で勝ち抜くには何よりも大事です。

 


なので

将門塚のある場所は、

三井物産本社、三菱商事

読売新聞社、NTTなど

日本を代表する大手の本拠地として、

ここから世界に向けて勝ちに行く

基盤にとして大事に祀られているのです。

 

 

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朝から曇り空だったけど、

お参りする時には日が射して来て、

明るく建て替わった将門塚は

澄んだエネルギーが満ちていました。

 

 

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気持ちよくお参りを済ませ、

新しく建て替わった説明板を読んでいたら、

見知らぬ年配の男性が話しかけて来ました。

 

曰く

「将門は実は身代わりで、本人は逃げて

そこに現在も末裔がいらっしゃる」

との話でした。

 


それから、

延々と将門についてお話しされるのですが、

さっきまでの暖かさが

突然曇り空に変わり、

冷たい風がビュービューと

吹いて来て

寒くて仕方な状態となって来たのです。

 

でも、

見知らぬ男性の話は終わりません。

知っている事を全て

話したくて仕方ないのでしょうね。

 

 

話を聞く事に

嫌な気持ちはなかったのですが、

 

寒くて仕方ないので、
「ありがとうございました」と遮る様に

話を切り上げて、

急いで

隣のビルに祭られたお神輿を見に

入ってしばし寒さから逃れました。

 

 

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御神輿は新しく作られたものなのか

美しく輝いていました。

 


外へ出ると、またもや一転

日が射して暖かく、

東京駅まで歩いたのですが、

読売新聞社前の花達も咲き誇り

汗ばむ程の暖かさになって来ました。

 

 

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さっき迄の

寒さと風はなんだったのでしょうか?

 


やはり、将門塚〜ただならぬ場所です。

 


東京駅に着いて、

丸天井の六角形を久ぶりに眺めましたが、

いつか、ここのホテルに

泊まるのも「百の希」の一つです。

 

 

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東京駅からJRでお茶の水へ向かい、

神田明神へまっしぐら、

御本殿と大黒様に丁寧にお参りして、

本日の目的終了です。

 

 

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お参りをすませると、今度は暑くて

今年初のソフトクリームを食べました。

「美味しかった」

 

暑い、寒い〜とホント忙しい一日でした。

 


さて、

年度始めのお参りも終わったので、

お茶の水から

中央線で大久保へ向かいます。

 


目的はマスクと韓国食材の購入です。

 


久しぶりの新大久保界隈、

去年来た時には

スタスタ歩けた通りが、

人人人の波です。

 


コロナもまだ注意喚起されているけど、

みんな

溜まっていたエネルギーを解放するかの様に、

わんさか

若者を中心に人が集まって来ています。

 


混雑の中でマスクを買い、

裏道に抜けて

韓国スーパーに

立ち寄って後は一目散に帰宅です。

 

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将門塚からの新大久保界隈、

静かなだけど不気味なエネルギーが

満ちてる場所から、

 

喧しいけど楽しげなエネルギーが

満ちている場所へ。

面白い一日でした。

 

 

夕飯は、

キムチ鍋を汗をかきながら食べて、

14270歩も歩いた

本日のハードな一日も終了です。