貴樹の独り言

喜寿の気楽なお一人様生活のあれやこれやの記録です

神田神保町の紅茶は美味しゅうございました。

 

 

そうだ、神保町に行こう!


何故か朝起きた時に閃きました。

 


本の街、神田神保町にはよく行きます。

古書だけで無く

新刊書や専門書も沢山あって

日本中の本好きや

研究者達のワンダーランドです。

 

いつもは、

まず最初に

出版社や古書店が立ち並ぶこの辺りで

知らない人は

もぐりだと言われるほどの有名店、

 

喫茶「さぼうる」で、

モーニングをするのが楽しみですが、

 

今日は、

ティーハウス「TAKANO 」で

紅茶ランチの予定なので、

珍しくパスです。

 


しかも、

なんとメトロの階段を上がった

直ぐ前の

「さぼうる」は工事でお休み。

 

予知能力ある?

なんてちょっと悦に入りました。

 

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ランチには少し時間があるので、

お決まりの本屋巡り。

 

ここ神保町は、

古本屋が通り沿いにずらっと並び、

一軒づつ見て回るとそれだけで

一日中かかりそうです。

 

中国書専門書店には

易學の本などで良く通いましたが、

まだ健在で、本棚には

村上春樹東野圭吾などの

中国版が並んでいました。

 

習近平共産党の締め付けが厳しいと

中国脅威論の

報道が多いからなのか、

ただ

本を見ているだけなのに

緊張してしまうのは 何故かな?

 

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古地図や浮世絵で有名な角の古書店

午後からの開店。

 

映画のパンフレットなどが

大量に集められている雑多な店や、

 

演劇関係の書籍が集められている

少し埃ぽいお店では、

 

「今は、スターだけど、

演劇を目指していた

新人の頃には来ていたのかなぁ?」

「この人、現役の演劇関係者だったりして」

 

なんて勝手な想像してしまいます。

 


続いて、三省堂に立ち寄って、

2階の文庫、新書コーナーへ。

 

この所、新しい女性作家が面白くて

従来から読んでいた

高村薫桐野夏生角田光代湊かなえ

などはもちろんだけど、

 

柚月裕子、辻村美月、など

新しい作家達も

みんなそれぞれ分野が違って

力があるのに感心してしまいます。


本日は、

小川糸と原田マハの最新文庫を3冊購入。

 

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その足で目的地の

約3〜4年ぶりで懐かしい、

ティーハウスTAKANO へ向かいます。

 

近頃では

雑誌などでも取り上げられて

有名店になったけど、

以前と同じビルの地下にまだ在りました。

 

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ゆっくり階段を降りると覚えのある

シンプルで清潔なティールームです。

 

開店直ぐのせいか先客は一組だけ、

早速、

ハムトーストサンドとホットティー

デザートにババロアを注文。

 

しっかり蒸らした状態で出てきた紅茶は、

普段自分で入れているより遥かに濃い色で、

芳醇な香りがしました。

 

以前もこうだったかな?

記憶はかなり曖昧です。

 

 

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先ずはストレートで頂きます。

 

独特の苦味?渋味?

癖があって

これが葉っぱ特有の味なのだろうか?

これなら、

茶葉の違いがはっきり分かりそう。

 

 

ふっと思いついて
半分になったところで継ぎ足して、

今度はミルクを

少し入れて飲んでみました。

 

「美味しい!」

思わず言いそうになる位

まろやかになって、

やはり紅茶は本来、濃く入れて

ミルクティーで飲むものなのですね。

 

そう言えば

イギリスの映画やドラマでは、

必ずミルクを入れて飲んでましたが…

納得です。

 

半分飲んだ所で、再び継ぎ足して

今度はミルクと砂糖を少し足してみました。

 

なんと、益々

まったりとして

最初とは全く違う美味しさです。

 

最近、コーヒーよりも

紅茶が好きになって来たせいか、

以前とは捉え方が随分違うのに

自分でびっくりでしたが、

 

改めて、

紅茶とは

こんな飲み物だったのだと、

この歳になっての新発見は

新たな驚きで嬉しい事です。

 

新しい楽しみが増えました。

 

しかし、その間にも

次から次へと人が

階段を降りて入って来て

たちまち満席になり、

 

映画「かもめ食堂」の

ラストシーンを思い出しました。

 

 

男女を問わず殆どが

お一人様ですが、

スマホでは無く、

本を読んでいる人が

半分位いるのは土地柄のせいですね。

 

 

 

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厚切りのトーストサンドも完食、

パンの美味しいサンドはなかなか無くて

耳まで完食したのは久しぶりです。

 

 

文化度の高い場所には、

美味しい食べ物が集まる 

と言う

法則が有るのか無いのか、

でも、

不思議とその通りです。

 

 

お一人様東京散策に行って、

紅茶の美味しさを再発見した

神保町でした。